私の大志(おもい)

時代はまわり、生きるに厳しい時代となりました。
家族の会話も、地域での対話も失われつつあります。

ですが、人の為すべきことは、なんと言っても生きることです。
目の前にある日々を生き抜いていかねばなりません。
自分の生活を、家族を、そして愛する人を守る。
自分の居場所や役割を見つけ、そして守る。
それが、生きるということです。

だからこそ、政治は二の次、三の次。
誰がやっても同じ。
無関心でも、何も生活には困らない。
関心があっても、明日から何か目の前が明るくなるなんて
さらさら思ってもいない。
それが正直なところです。

では、政治はいらないのでしょうか。
政治とは、いったい何者なのか。
今は、それぞれがどう生きるか、
という生き方のような気がしています。
ですが、毎日のように自問自答しても
正直、分かりません。
おそらく、政治には答えがないのかもしれません。

だからこそ、誰が担うのかで世の中は大きく変わる。
そうでなければ、いけない。

私は、俗に言う「政治家」のイメージで言えば、
人様に誇れるような経歴も
素晴らしい能力があるわけでもない。
正直、自分も愛する家族も
自慢できるような生き様では決してありません。
真っ暗な暗闇も歩きました。
人生から逃げ出そうと思ったことは数えきれません。

でも、いつのときも
一筋の光を見出してくれる人がいました。
くじけそうなときに
何回も何回も引っこ抜いてくれる人がいました。

そして、今の私があります。

人の痛みは天秤にはかけられません。
結局、人の痛みは、その人にしか分からない。
でも、人の痛みを分かろうとすることは
今の私にはできる。
痛みを知って、人は強くなる。
痛むからこそ、本当の希望が生まれる。

だからこそ、あえて
生き苦しい選択を重ねてきたように思います。
ただ、ひとりでは何も出来ません。
でも、誰かに心を揺さぶられ、
また、ちがう誰かが感じて動いていく、
その「誰か」にきっと私はなれる。
一瞬一瞬で重ね合わせた思いを繋いで、
重ね合わせただけの隣人の心が動くような
感動する日本、そして地域へ。

世の中は、わたしとあなたの繋がりでできている。
世間なんて、どこか別の場所にあるわけじゃない。
主役は我々です。
痛みを知って、希望を持った人間は
きっと強い。

夢や希望を語ることの少なくなった
今だからこそ、語りたい。
私には、希望がある。夢がある。
皆さんの生き様を背負って、
我が人生を
魂が揺さぶられるほどの政治に
捧げてみようと思う。

さあ、はじめよう。

失望のなかにこそ、
誠の大望は生ずる。
大望がなければ、
恨みを晴らしたとて、何になる。
(大河ドラマ「風林火山」より)