新型コロナウイルス感染症対策について 自動車教習等関連 

山形県では本日3例目となる新型コロナウイルス感染者が確認されました。
まずは、感染者の回復と濃厚接触者の不安が一日でも早く解消されることを切に願うばかりです。

とりわけ、自動車合宿免許教習については、2月~4月上旬が一般的に首都圏から相当数の合宿生を受け入れる繁忙期にあること(もちろん地元の学生も多い)、感染者ゼロが続いていた本県にあっては大学等のスタート時期のズレこみによっては更に首都圏から若年層が流入する土壌が備わっていること、地元の高齢者が免許更新のために日々訪れていること、車内等での教官の指導環境の危険性等を危惧し、東京都での感染爆発の予兆を受けて、県当局にも提言を行っておりました。これにより、県当局から各事業者に対しても安全対策に関する要請が実施され、現場でも徹底した衛生管理等が改めて行われていただけに、感染が確認されたことは正直残念でなりません。

仮に、今後も感染が確認されれば、関連する事業全般(宿泊施設、飲食業等)への影響も甚大です。
いずれにせよ、引き続き自動車教習業界及び関連する宿泊施設等での警戒は最大限に行っていく必要があると考えます。
とりわけ、教習所がある自治体では、事業者とも関係地域とも可能な限り連携をとっていくべきです。いくら市民に冷静な対応を!と呼びかけても一定の対応を求められると思いますし、新年度で組織・人事も多少なりとも変動があった時期ですから、自治体内の対策本部の強化、引き締めを図る必要もあると考えます。

一方で、万全の注意を払ってそこに通う利用者、そして何よりもこの繁忙期に重労働で勤務している教官等従業員への風評被害があっては断じてなりません。地方に生きる者としては若者も高齢者も自動車免許は限りなく必要なものであるし、教習所関連の従業員らも生きるために厳しい環境でも仕事をせざるを得ない点では県民すべてに等しいことだと思います。加害者も被害者もありません。どうか心ない中傷を発するのではなく、興味本位の噂話に耳を貸すのではなく、明日は我が身との思いで、山形県民らしい「忍耐」で立ち向かっていきたいものです。

なお、感染した教習生が通っていた自動車教習所での高齢者講習を予定していた方々は、他の教習所への割り振りがすでになされているとのことです。
また、講習受講等に関して不明な点があれば、山形県総合交通安全センター(電話:023-655-2150)にて相談が可能とのことですので冷静なご対応をお願いいたします。
今後、仮に地域的に複数の教習所が同様に閉鎖されることになる等、とりわけ高齢者が近隣の教習所で受講が受けられない、通うには遠距離すぎるとなった場合等にどういった対応が可能なのか(免許更新は待ってくれませんので)も考えていく必要がありそうです。

更に、上記山形県総合交通安全センターには、連日、教習生をはじめ相当数の方々が一堂に会する訳ですが、4月1日時点ではセンター職員でPCR検査を受けられた方はいらっしゃらないとのことです。また、いわゆる3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるように万全の対処を取られているとのことです(教室使用人数は通常の3分の2以下にとどめる、教室使用前後の十分な換気、職員らのマスク着用の徹底、その他机使用時の消毒等)。是非、利用される場合は咳エチケットやセンター内に配置されている消毒液のご利用をお願いいたします。

今後も新型コロナウイルスに関連して、私なりに発信していきたいと思います。
的確な情報を収集し、県民のうちひとりでもどなたかの一助になればと思います。
これからも感染者は発生するかもしれませんし、するでしょう。
私自身も含め、誰が感染するかは正直分かりません。
感染者の回復をお祈りし、今自分ができることに努めていきたいと思います。