平成28年3月定例会・予算特別委員会を終えて

皆さん、こんにちは。
大二郎です。

本日は午前より予算特別委員会が市議会議場にて開催されました。
私にとっては、初めての機会になりましたが、15分という限られた持ち時間のなかで執行部と対峙するのはなかなかテクニックも必要だなと痛感した次第です。

今回は、事前に特別委員会に通告いたしました6件のうち、以下の4件について質疑及び提言を行いました。
1 ふるさと納税寄附受入事業
2 各地域活動推進事業
3 参議院議員選挙通常選挙費
4 スポーツ施設管理運営事業

順を追って内容を簡単に説明します(「・」が私の発言内容、「⇒」が市からの回答)。

1について
・返礼品という項目に1億円強の予算がついているが、商品開発費などが含まれているのか。
 ⇒特段、含まれてはいないが、返礼品に掘り起こし、商品開発に力を注いでいく。

・広告料として50万円計上されているが、返礼品を対象としたパッケージやデザイン化の統一・単一化の動きはどうなっているのか、また各地域・地方からどの程度の寄附者数があって、商品に対する地域的な傾向(例えば、関西地域からは果樹を求めてくる方が多い、など)を具体的に把握しているのか。
 ⇒地域的にいえば、関東からの寄附者が約53%で半数を占め、中でも東京都からの寄附件数がダントツ。だが、商品毎の地域的傾向については統計とっていない。

 ・是非、地域的な傾向をつかんで、例えば、仙台からそばを食べに来る方、その他消費や寄附が多いならば仙台には蕎麦を前面に出した広告を、東京からは山形牛の需要が多ければ肉に特化した広告を展開するなど、限られた予算の中で効率的にそして重点的にアピールする視点をもっていただきたい。仙台村山会、東京村山会、関西村山会など村山に由縁のある方や団体を利用するのも良いだろう。

・PR動画作成業務委託料につき150万計上されているが、制作内容の方針や委託業者はすでに決まっているのか。
 ⇒業者も内容も決まっておらず、検討中。
 ・であれば、是非大胆な内容にしてほしい。返礼品を表に出すというよりは、村山市とはこういうところです、こういったものを頑張っているんです、というものが画面からキャッチできるものを制作してほしい。それが本来のふるさと納税の趣旨のはず。例えば、居合道を活かして、居合で画面をたたき切って、抜刀術で切り落としたさくらんぼが5人家族の口にスパスパ見事に入っていくような内容や普通は包丁で切るべきところを居合の刀で果物の皮をむくなど、居合の発祥の地である村山というカラーを打ち出すのもよいだろう。他にも、ふるさと納税で加熱する状況を群雄割拠する戦国時代になぞらえて、真田丸の赤備(さくらんぼの朱色にもかけて)ではないが鎧をまとった村山城の侍が居合の抜刀術で全国トップ50ぐらいの自治体の城をたたき切っていくという刺激的なものも面白いかもしれない。要は、海外の方でも目が釘付けになってしまうような大胆な内容にしてほしい。

2について
・市民センターを中心とする活動に全体で2300万(各地区の住民数の按分:楯岡地区では約600万)ついているが、里山整備や遊歩道の整備など目的を絞って各地区毎にその地域の問題を解決できるような予算の付け方があってもよいのではないか。地域の問題を地域の方々で向きあう、というのが8地区全てに市民センターが出来た当初のコンセプトであるはず。理念に立ち返って、敢えて事業、事業と大きい枠組みでやるのではなく、地元住民の方が主体的に地域行政に参画できるような予算の後押しを検討して欲しい。

3について
・18歳選挙権が始まる訳だが、対象者は約500名程度と把握しているが間違いないか。
 ⇒約470名とのこと。

・ただ、「選挙に行ってください」と啓蒙するだけでなく、実際に若い方が行けるような環境づくりが先決。投票率が低迷するなか、期日前投票の割合は増えていると感じている。子供たちもその流れに乗ると考えられるが今の現状では唯一市役所に行かなければ出来ない状況。交通手段が限られておる高校生にとっては、投票の機会が制約される可能性もある。その点、仮に前述の市民センターなどを期日前投票に利用できたならば、自転車や徒歩といった手段で(日常生活の範囲内で)投票に行けるはず(勿論、一般市民にとっても有益だと考える)。

4について
・1年を通じて多くの若者が帰省し、仲間と集えるのが年末年始。だが、その唯一の時期に、仮に昔を思い出してサッカーやバスケや卓球など・・・スポーツ施設を利用して「遊ぶ」にも市の全施設が休業になっており「居場所」がないともいえる。いわゆる市体育館などの利用に当たって現在の予算の範囲内(体協への指定管理料、またはシルバー委託料)で運用が可能とも考えるがどうか。「若者、若者」と市長が掲げるのであれば、そういった「居場所」づくりにも柔軟に対応すべきだし、まずは試験的に正月三が日のうちいずれかを開放してみるとか、午後だけ開放してみるとかがあってもよいと考えるがどうか。
⇒条例など精査して、しっかり検討する(前向きな検討を得た)。

今後、一般質問などでも重点的に議論が必要な分野もありますので、私なりに独自の発想と地域住民の温度をしっかりキャッチしながら議会活動に反映して参りたいと存じます。
なお、明日からは所属の産業厚生常任委員会において所管の予算につき、徹底審議が行われていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。